[CD]国府達矢 - ロックブッダ [PECF1149(felicity)]

[CD]国府達矢 - ロックブッダ [PECF1149(felicity)]

販売価格: 2,860(税込)

商品詳細

シンガーソングライター、国府達矢の15年ぶりとなるアルバム。
1998 年にMANGAHEADとして小林武史のレーベルからデビュー、その後ソロ名義で一枚アルバムをリリースするもその後Salyuの音楽提供等はこなすも表舞台には出ず、今回が15年ぶりの復活。
オルタナもJポップもブルースもヒップホップも全てを飲み込んだジャンルレスなサウンド、何故か虜になってしまう何かがあります。
レコーディングに参加してるのは、skillkillsのスグルスキル a.k.a. GuruConnect(B)とビートさとし a.k.a. リズムキルスの面々とあって、そのグルーヴ感も間違いなし。



◾️レーベルインフォ
伝説のシンガーソングライター" 国府達矢"、
15年ぶりのオリジナル・アルバム「ロックブッダ」で完全復活。

1998 年、「MANGAHEAD」として小林武史のレーベルからデビュー。鮮烈なポップセンスで話題を呼ぶも、より強烈で純粋な創造欲求に駆られ、荒野へ。
2003 年、インディペンデントで作り上げたジャパニーズオルタナティブ・ロックの大傑作「ロック転生」をリリース。さまざまな分野のアーティストに衝撃を与え、シンガーソングライター七尾旅人は、国府達矢に3 枚組アルバム「911fantasia」を捧げた。しかしその後、なんと10 年以上に及ぶ沈潜。果てしなく続いた苦闘。
実はその間に、想像を絶する3 枚のアルバムが作り上げられていたにもかかわらず、リリースに向かうことが出来なくなるほど、追い詰められていた精神。社会との糸口を見出しきれないほどに広がってしまっていた、過剰な創造力。まるでジャン・デュビュフェによって定義づけられたアール・ブリュット、「生の芸術」のように。大幅にレールを外れ、変形を繰り返し、音楽のフレームさえ越えて、しかし人間の、そしてこの世界の真っ芯を掴もうとするかのような、普遍の音への試行錯誤。一人の男による、あまりに孤独な、跳躍。
そのサウンドは、背景にある苦難を忘れさせるほどに、優しく、強い。そして爆発的に斬新でポップ。未知との遭遇を成し遂げ帰還したロックブッダが、またしてもポップミュージックの最大容量を更新していく。勇気ある音楽的冒険に対して、今ようやく、照明が当たるときです。

2018 年、今作品 「ロックブッダ」を皮切りに、3 作品連続リリースが決定。新たな国府達矢のスタートを飾る本作は、彼のイマジネーションが追い求めた理想のバンド・サウンドへの挑戦でもありました。録音された音源の可能性を最大限に引き出す為に、長い模索の結果、DSDという高解像キャンパスを利用してミックス。縦・横・奥行、あまりにも立体的なサウンドがまず初めに耳に飛び込んできます。この未来的な立体音響の中に、しっかりとロック・バンドが持つ身体性を兼ね備えているところが“国府サウンド” の驚くべき特徴と言えるでしょう。また国府により練り上げられた設計図を基に、skillkills のスグルとサトシがリズム隊として参加し、この音世界の特異性に強度を与えています。この作品が日本におけるオルタナティブ・ミュージックの一つの到達点であることに間違いありません。90 年代音楽の再発見時代でもある今、ありし90年代と、来たる2020年代のミッシング・リンクをこれまでにない形で切り結ぶ本作は、時代とシンクロする重要な1枚としても聴けますが、どこまでもタイムレスなその響きは、トム・ヨーク、ジェフ・バックリィなどの90年代を彩ったソングライターたちに加えて、プリンス、カエターノ・ヴェローゾ、ジミ・ヘンドリクス、ジョニ・ミッチェル、ロー・ボルジェス、フランク・ザッパ、ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンなど、古今東西、真にオリジナルな音楽を愛してやまない全ての方の手元へ是が非でも届けたい、本当の傑作となっています。
また、世界に革新的なカルチャーとして飛び出していった日本のアニメーションにもシンパシーを示してきた国府の「視覚的にanimate されてゆく音像」は、偉大な音楽家のみならず、大友克洋や新海誠のような別ジャンルの表現者たちも想起させます。アートワークは新進気鋭、22歳のイラストレーター雪下まゆがこの作品を聴きこみ、描き上げました。国府達矢の今後に、ぜひご注目ください。